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冬の風物詩!ヤリイカエギングの僕的坊主回避法まとめ。

冬の低水温期に絶好のターゲットとなるのがヤリイカ

もともと餌釣りが主流でしたが、昨今のエギングブームのおかげでヤリイカエギンガーの方も年々増えてきている印象です。

透き通るような綺麗な身で、刺身にすると甘くてコリコリ食感がたまりません。

そんなヤリイカのエギでの釣り方のコツを僕的にまとめます。

ヤリイカを釣りたければ、まずは習性を知ろう!

ヤリイカは通常は外洋の水深200m付近に生息しているイカですが、冬の時期になると産卵活動のため浅場へやってきます。

この時期は陸っぱりからでも比較的大きな個体を釣ることができるし、当然抱卵している個体も釣れます。

卵がまた絶品です。

シーズン的には地域差がかなりありますが、僕の活動エリアである東北の日本海側ではおよそ12月上旬~4月上旬までの間が、陸っぱりから狙えるシーズンになります。

海水温は8℃~13℃くらいまでが適水温のようです。

これ以上水温が低すぎてもダメみたいで、大寒波が続くとヤリイカの姿もぱったり見えなくなります。

岸から狙う場合のフィールドチョイスは、なんといっても潮通しが良い場所!

水深はあまり気にしなくて大丈夫です。ヤリイカっつーのは意外と浅瀬まで来ます。

漁港の中の足元で普通に釣れたりします。

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ちなみに雨の後は、塩分濃度の低下と水温低下、また濁りの影響で深場へ逃げちゃうみたいです。

実際、目に見えて急激に釣れなくなります。

この点はアオリイカ等も同様ですね。

一部では雨のほうが釣れる!って言っている方もいますが、ぼく個人的な経験では雨は絶対NGです。

この辺は腕の差なんでしょうか?

エギンガー以外にも、電気ウキで釣っている人たちも多くいます。

アタリの多いレンジや状況を聞いてみると有益な情報を得られるかもしれません。

ヤリイカエギングの難易度的なお話

期待を裏切らないために、初めにはっきり言いましょう。

ヤリイカって、そんなに言うほど釣れません!

アオリイカと違って絶対的な個体数が少ないためか?

ぼくが下手なだけか?・・・

アオリイカほどはぽんぽん釣れません。

2,3杯釣れたら満足です。

たぶん僕がへたっぴなのはあると思います。

 

あと、ヤリイカシーズンの冬、天気は大概荒れてます。

気温は氷点下近く、そして雪、風、吹雪。さらに海は高波、うねり。

氷雪に覆われた堤防の上を歩くのは結構スリリングです。

危険を冒して釣りに行ったのにエギをロストした挙句、結果坊主でしたってことも全然あります。わりと泣けます。

イカが食いたいだけならスーパーで買ったほうが安くて早くて安全です。ガチで。

 

と言ってしまっては身も蓋も無いので、ちょっとロッド振りに行ってみるか!

てな感じであまり期待せず行くことをおすすめします。

ちなみに時間帯は、昼でも夜でもどっちでも釣れます。

昼はボトム付近、夜は中層~表層を狙うと釣れます。

狙いが定めやすいデイエギング(昼)のほうが意外と釣りやすいです。僕的には。

ラインを見ながらアタリも取りやすいので。

ヤリイカに有効なエギとそのアクション

使うエギは3号か3.5号がメインになります。

別に2.5号などの小さいサイズを使ってもいいんですけど、気象条件があまりよくないシーズンであるため、ウェイトのある方が絶対有利なんです。

ヤリイカのレンジはボトムから表層まで幅広く泳ぐため、当日のシチュエーションに応じていろんなレンジをオールマイティに狙えるエギを持っておくことが必要です。

沈降スピードは3~6秒/m程度のものがあればとりあえずは事足りるかと。

 

個人的に実績の高いエギは、ヤマシタのエギ王LIVEサーチの3.5号。

こいつは絶対にエギケースにストックしています。

エギ王は海が荒れ気味で潮が速くても、フラつくことなくちゃんと綺麗な姿勢でフォールします。

あと雑に扱っても壊れにくい。そしてカンナに錆も出にくい。

信頼性と耐久性に長けたエギです。

カラーはお好みで。ぼくは赤系を多用します。なぜなら。赤が好きだから!

 

次にロッドアクションについて。

ピョーン!ピョーン!とエギを海中でジャンプさせるようなイメージでシャクります。

一般的にはヤリイカは触腕が短く、捕食が上手ではないため、あまり速い動きに着いてこれないと言われていますが、実際はそうでもないです。

アオリイカのエギングのようにビシッ!ビシッ!と激しくシャクってもちゃんと抱いてきてくれます。

エギンガーの増員によるイカの慣れ・スレ対策としても、激しくアクションさせてみるのは大いにアリです。

 

あと、これはあまり人に教えたくないんですが、なぜかタダ巻きでも釣れます。

ただし!超超超デッドスローのただ巻きです!リールひと巻き2秒くらいで。

水平姿勢でレンジキープするようにゆーーっくり引いてくるイメージで巻いてると、急にグイっと重くなったりします。うまく合わせましょう。

最後の切り札、エサ巻きエギング!

通称「邪道エギ」とも呼ばれますが、エギに餌を巻いて少しでも食いつきを良くしようっちゅー魂胆です。

エギの背中に、キビナゴや鳥ササミなどの生餌を巻いて、通常のエギング同様にアクションさせます。

使うエギは普通のエギでもOKですが、フォールの姿勢が乱れがちです。フォールの姿勢は非常に重要で、少しでも乱れるとイカが違和感を感じて抱いてくれません。

 

そこで使うのが、エサ巻き専用のエギです。

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いくつか種類はありますが、キーストンというメーカーのエギが最高に使いやすいです。

餌を乗せるために作られているため、背中が平坦になっていて、エサを固定する針金も付属しています。

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そしてなんと言っても素晴らしいのが、このキーストンのエギ、エサをこんもり乗っけてもフォール姿勢は非常に綺麗なんです。

当たり前ですが、エサを乗せすぎると重くなってフォールスピードが変化します。

また、シャクリの抵抗感も変わります。

当日のコンディションに合わせて餌の大きさを変えてみたりするといいです。

イカが表層に浮いてきているようなら、餌を小さめに巻いてスローフォールなセッティングにすると良し。