2019年の年末。
今シーズン最後のハタハタパターン行ってきました。
2日間に渡ったぼくのポンコツぶりをお届けします。
シーバスのハタハタパターン!
シーバスアングラーにとってはシーズンオフ目前である12月、北日本の日本海側で熱くなるシーバスパターン、それが言わずと知れたハタハタパターン。
普段は深場にいるハタハタが産卵のために岸に寄ってくる時期、それを捕食するためシーバスも居着きます。
海水温も低温(10℃~13℃くらい)のため、シーバスもルアーを積極的に追い掛け回すようなコンディションではありません。
それに加えて12月の北日本は、基本的に大荒れの季節。西高東低の気圧配置による強い西風、それに伴う高波とうねり、そして雪、さらに雷がバチバチ!
はっきり言ってキケンです。
現場のコンディションをよく調べたうえで、2人以上で釣行に望むことを強くおすすめします。
うねりに飲まれると自力では這い上がれません・・・。
ハタハタパターンは難攻不落、しかし条件さえハマれば爆釣!
と言われますが、今回の釣行や如何に・・・
1日目、やはり厳しい
釣行したこの日は12月29日。
ハタハタの魚影も薄く(というか居ない?1匹も見えない)、シーバスが付いている確信は無いが、釣具屋の情報によると先週まではシーバスや真鯛が上がっていたとのこと。
今がラストチャンスか?
そんなことを考えながら向かった超メジャーポイントの地磯に15時到着。
天気は晴れ時々吹雪!波も高めでウネリっ気がある。ちと怖い。
年末のこの時期に釣りにくるやつなんてそう居ないだろう、と思っていたら既に車が数台停まっている・・・。
装備から察するに全員シーバス狙いのアングラー。
地磯のいいポイントに点々と立っているではありませんか。。。
シーバスアングラー、この時期になってもたくさんいるのですねえ。
僕もその一人ですが。
風裏になれるポイントは入ることができなかったので、しょうがなく空いている適当な岩場にエントリー。
さて、今日使っていくルアーはこいつら!
上から、
ショアラインシャイナーZセットアッパー125S-DR
サイレントアサシン140F
サイレントアサシン160F
この3本をメインで投げ分けていきます。
カラーはナイトゲーム高実績のチャート系で。
ハタハタは基本的に表層付近を泳いでいるので、表層攻略のためのルアーセレクトです。
水面下50cmくらいを狙うときはサイレントアサシン140F、さらにその下のレンジで大体80cmくらいまでをサイレントアサシン160F、1m以下を狙うときはショアラインシャイナー125S、という感じ。
ショアラインシャイナーはスローシンキングなので、カウントダウンや巻き方、ロッドの立て方次第で色んなレンジを探ることができるので何かと頼りになります。
ちなみにサイレントアサシン160Fは、ハタハタパターンを意識したカラーラインナップがあります。
シマノの販促上手め。
シーバスよりも先に僕がリアクションバイトしました。
さてさて、早速セオリー通り表層から順に探っていきますが、何の反応もなし。
なんだか厳しい感じ。
リトリーブスピードを変えてみたり、トゥイッチを入れてみたり、いろいろ小技を駆使して投げ倒しますが・・・ノーバイトで夕まずめタイムが終了。
ときどき吹雪で前が見えないほどの最悪コンディションになるも、雷雲は無いようなので気合で継続。(正直心が折れそう。)
ルアーチェンジし、サイレントアサシン140Fでストップ&ゴーさせたところ、突然ゴゴッという感触とともにロッドが絞り込まれます!
油断していたため、びっくりして上手く合わせられず、気を取り直してロッドをあおってラインを巻きあげるとすでに軽い。
ばれちゃいました。。。
もう何だかんだで2時間近く経過していたため、そろそろ帰ろうかと思っていましたが、このバラシのおかげで僕のモチベーションが復活!
同じコースにルアーを通しますが・・・反応なし!
付近の磯場をランガンしてルアーローテーションで色んなレンジを探り直しますが、結局反応なし!
気温は0℃。寒さと疲弊のためあえなく納竿となりました。
4時間近く投げ続けて1バイト、ノーキャッチに終わりました。
難しい。ハタハタパターン。トホホ・・・。
2日目、気を取り直して・・・
12月30日。前日の状況で心が折れましたが、仕事も休みだしダメもとでリベンジ!
相変わらず寒いものの、天候は昨日よりも穏やか。
前日と同じく夕まずめ前にポイントへ到着。
今回選んだポイントは、漁港に隣接している磯場。
水深は浅いものの潮通しは良さそう。
波も穏やかでやりやすい。
足場が低いため時々波が足元まで駆け上がってくるのであまり先端には立てない。
前日にサイレントアサシン140Fで反応を得られたので、やはりレンジは表層付近と判断し、アサシン140Fをパイロットルアーにしてランガンしていきます。
辺りが暗くなるにつれて、シーバスアングラーがぽつぽつ現われます。
近くに来た方に話を聞くと、ハタハタはほとんど沖に抜けてしまったようでそろそろ厳しいかもしれませんね~とのこと。でも付近の漁港で1本上げている人も居た模様。
依然としてノーバイトの僕。
若干飽きてきた感もあり、ちょっと歩いてテトラ帯に面した浅場にキャストしてみる。
すると!なんと着水して糸ふけをとった直後にバイト!
シーバスちゃん!ストラクチャーに着いてたのか!
引きから察するになかなかのサイズ!
PE1号にリーダー25ポンドのラインシステムですが、ドラグをじりじり出され・・・でもテトラが近くにありラインブレイクが怖いため、一か八か強引に寄せにかかります!
鳴り響くドラグの音で近くのおっちゃんが見に来てました。
(見られると緊張するから見ないで!)
なんとか足元まで寄せることができ、無事ネットイン。
サイズは80cmあるかないかのランカークラス!
ヒットルアーはサイレントアサシン160F。
着水直後にバイトしてきたので、やはり表層を意識していたかと。
感傷に浸りつつ、次なる1本を求めて投げ続けますが・・・あえなくノーバイト。
2日間に渡るハタハタパターンのシーバス釣行。
厳しい状況で反応も薄く、また人間的にも過酷な環境での釣りでした。
やはり難攻不落のハタハタパターン。
簡単ではありませんでした。
結果としては1本だけでしたが、坊主は逃れたので満足です。
何本もランカークラスを釣り上げているテスターさん達、うらやましい・・・。