最初に思ったのは。
まず名前長すぎぃぃ!
従来からあったDAIWAのショアラインシャイナーZバーティスが進化して、2020年新たに「R」という名前が加わってモデルチェンジしたらしいっす。
前作から色々と改良が施されてさらに飛距離UPしているらしい!
やっとなじみの釣具屋さんに入荷したので購入してみました。
ちなみにお値段、1本税込みで2000円オーバーでした。
たけえ・・・。
ロストしたら泣くやつ。
後で見たらネットで買ったほう安かった( ノД`)
従来のバーティスZからどこが変わった?
メーカーが謳っている変更点は主に3つ。
①ボディ形状見直しによる空気抵抗軽減
②ボディ形状見直しによる内部ウェイト形状大型化。
③重心移動システムの改良と立ち上がり性能UP。
スケルトン断面の解説図を見ると何やらカッコいい響きの意匠デバイスがいろいろ盛り込まれたダイワ渾身のルアーって感じです。
各部の改良により前作バーティスZ120Fよりもさらに飛距離が出るルアーに仕上がっているとのこと。
従前のZ120Fは最大飛距離71mに対して、今回のR125Fは77.5m。
120㎜クラスのミノーでこのくらい飛んだらもう文句無しですよ。
すごい時代になりました。
実はぼく、ショアラインシャイナーはあまり好きになれず、今まではシマノのライバルラインナップであるサイレントアサシンシリーズを愛用していました。
なぜかというと・・・
ショアラインシャイナーをはじめとするダイワ製ルアーの重心移動システムがどうも僕的に厄介なのです。
キャスト後に着水してもウェイトが従来位置に戻らないことが多々あったのです!!
ウェイトが元に戻らずに後方重心のままだと全く水を噛まず、トップで引き波を立ててただのゴミルアーとなってしまうのです。。。
これを解消するために着水後ジャークを数回入れる方法がありますが、いちいち面倒だし、せっかくの飛距離飛ばしても重心戻しジャークで距離が無駄になっちゃいます。
今回の「R」の改良で、立ち上がり性能が大幅UPしたらしいので、この辺り検証してみたいと思います。
実際のキャスティングインプレ!
近所のサーフで夕マズメに投げまくってきました。
キャスタビリティはさすが。
多少の向かい風でもブレなくかっ飛んで行きます。
飛行姿勢も凄く綺麗。
ただ、フルキャストするときに気になったのが、音。
重心移動のウェイトがキャスティングの遠心力によって後方に移ったときに「カチン!」と音がするんです。
そりゃ重心移動システムが働いてるんだから当たり前だろって話なんですが、それにしても結構な音量なんです。
マグネットがルアー後方の内壁を激しく叩いて「カチン!!」という音、なんだかそのうちボディ割れちゃうような気がするくらいw
そして、個人的に一番気になってたのが着水後の立ち上がりですが、
前作のバーティスからかなり改善されています!
当日のコンディションは波高1mのサーフで向かい風というシーバス狙いにちょうどいいコンディションで、着水後はジャークしなくても重心が元の位置に戻ってちゃんと泳いでくれました。
これは素晴らしい。
ちなみにアクションは小幅なウォブンロールという感じ。
前作のバーティスZをあまり使ってこなかったのでわかりませんが、サイレントアサシンのブリブリウォブンロールと比べると若干おとなしめのアクション。
そしてレンジはフローティングミノーにしては意外と深め。
割とデッドスローでも潜ります。
遠浅サーフなどのドシャローで早巻きすると確実にボトムタッチします。
それもそのはず、あとでパッケージを見たらレンジ50~100センチのスローフローティング設定だそうな。
このルアーの使いどころは!
やはりこのルアーの最強の武器は飛距離!
飛距離こそ正義。
他のアングラーに叩かれていないフレッシュなポイントを探ることができます。
特にサーフエリアでは強力な武器になるでしょう。
シーバスはもちろん、フラットフィッシュにも有効に使えそうな感じ。
レンジは50~100センチなので、結構汎用性のあるウェポンになりそう。
でも水噛みがいいのでロッドを寝せて高速リトリーブすれば1m以上潜りますよ。
これほど気持ちよくぶっ飛んで、且つデイゲームで美味しいレンジである1m付近を攻められるのは個人的にはとってもgood!
しかし、逆に言うと…
飛距離というアドバンテージを除けばそれほど特別なルアーではないような気がします。
というわけで、個人的にこいつはサーフシーバス専門ルアーに決定です!
遠浅サーフよりは、多少の水深のあるサーフの方がおすすめです。
このレンジ設定ならヒラメマゴチ狙いでもうまく使えるはずです。
残念ながら今回は魚はキャッチできませんでしたが、今度はリベンジで実釣インプレしたいと思います!