この記事では広島のアオリイカ釣りについて、数釣りを楽しめる秋シーズンから、大型が狙える春シーズンまでの特徴、さらに実績ポイントや釣果を伸ばすコツまで詳しく解説します!
- 1. 広島のアオリイカシーズン
- 2. 広島でアオリイカが釣れるポイント選び
- 3. 【エリア別】広島のおすすめアオリイカポイント
- 4. 釣果を伸ばすためのエギングテクニックとエギ選び
- 5. アオリイカ釣りで注意すべきこととマナー
- 6. まとめ
1. 広島のアオリイカシーズン
広島でアオリイカを狙うエギングのベストシーズンは、主に春と秋。なぜこの時期に釣れるかというと、アオリイカの生態が大きく関係しているんです。それぞれのシーズンの特徴を理解すれば、釣果も自ずとアップするはずです。ここでは、春と秋、それぞれのシーズンの特徴と狙い方について、詳しく解説していきます。
1-1. 秋シーズン(9月~12月):数釣りが楽しめる初心者向けシーズン
まずご紹介するのは、エギング入門に最適な秋シーズンです。一般的に9月頃から始まり、水温が下がりきる12月頃まで続きます。
この時期の主役は、春に生まれたアオリイカの子供たち、通称新子です。サイズはコロッケサイズからトンカツサイズ(100g~400g程度)と小ぶりですが、好奇心旺盛で非常に高活性なのが特徴です。そのため、エギへの反応がすこぶる良く、比較的簡単に釣ることができます。初心者の方がエギングの楽しさを知るには、まさにうってつけのシーズンなんですね。
秋が深まるにつれてアオリイカはどんどん成長し、11月を過ぎると500gを超える良型も混じるようになります。シーズン初期は手軽な漁港や堤防からでも十分に狙え、日中にエギを追いかけてくる姿が見えることも少なくありません。この、目で見て釣る楽しさを味わえるのも秋シーズンの醍醐味と言えるでしょう。
「まずは一匹釣ってみたい」「エギングの基本を覚えたい」という方には、間違いなく秋からのスタートをおすすめします。
1-2. 春シーズン(4月~6月):大型狙いの「親イカ」シーズン
次にご紹介するのが、エギンガーたちの夢が詰まった春シーズンです。水温が上昇し始める4月頃から梅雨時期の6月頃までがメインシーズンとなります。
この時期に釣れるのは、産卵のために浅場へやってくる大型のアオリイカ、通称親イカです。秋から冬を越し、十分に成長した個体なので、サイズは1kgを超えるものがアベレージ。中には2kg、3kgといった「モンスター級」が釣れることもあり、一発大物を狙うロマンあふれるシーズンです。
ただし、秋の新子のように簡単には釣れてくれません。産卵を控えたイカは非常に神経質で警戒心が強くなっています。また、個体数も秋に比べて少ないため、「数より型」を狙うストイックな釣りが求められます。
ポイント選びも秋とは少し異なり、産卵場所となる藻場が絡むエリアが重要になります。藻場とは、海藻が生い茂っている場所のことですね。ここにメスが卵を産み付けに来るため、オスもメスも集まってくる一級ポイントとなるわけです。
秋の数釣りとは対極にある、じっくりと大型を狙うスタイルが春シーズンの特徴です。強烈なジェット噴射を味わってみたい、自己記録を更新したいという熱い想いを持つアングラーにとっては、最高の季節と言えるでしょう。
1-3. シーズンごとの狙い方と心構え
ここまで春と秋のシーズンの違いを解説してきましたが、まとめると以下のようになります。
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秋シーズン:初心者におすすめ。好奇心旺盛な新子が多く、数釣りが楽しめる。まずは一匹釣りたいなら秋。
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春シーズン:中級者~上級者向け。産卵を意識した大型の親イカがターゲット。型狙いに徹する。
このように、同じ広島でのアオリイカ釣りでも、シーズンによって狙うべきイカのサイズや性質、そして釣り方まで大きく変わってきます。自分のレベルや目的に合わせてシーズンを選び、準備を整えることが、満足のいく釣果への第一歩となるのです。まずは、このシーズナルパターンをしっかりと頭に入れておきましょう。
2. 広島でアオリイカが釣れるポイント選び
シーズンを理解したら、次に重要になるのが「場所選び(ポイント選び)」です。闇雲に竿を出しても、アオリイカがいなければ釣れません。
実は、アオリイカが好む場所にはいくつかの共通した条件があります。これらの条件を理解し、地図や現地の状況と照らし合わせることで、釣れる確率をぐっと高めることができるんです。ここでは、広島でアオリイカを釣るための、絶対に外せない場所選びの基本を4つのポイントに絞って解説します。
2-1. 潮通しの良い場所
アオリイカ釣りのポイント選びで、最も重要な要素が「潮通しの良さ」です。潮通しが良いとは、潮の流れがしっかりと効いている場所のこと。
その理由は、潮の流れが新鮮な海水と、アオリイカの餌となるベイト(小魚)を運んできてくれるからです。アオリイカは常にベイトを追い求めて回遊しています。つまり、ベイトが集まる場所には、自然とアオリイカも集まってくるというわけです。
具体的には、以下のような場所が潮通しの良い一級ポイントになりやすいです。
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岬の先端:潮が直接当たるため、流れが速く複雑になる。
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水道:島と島の間など、潮が抜ける狭いエリア。
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堤防の先端や外側:沖からの潮の影響を直接受けやすい。
地図を見て、地形が出っ張っている場所や、潮の流れが速そうな場所を探してみましょう。初めての場所でも、潮通しの良し悪しを意識するだけで、ポイント選びの精度が大きく変わってきますよ。
2-2. 海藻や岩礁帯は一級ポイント
アオリイカにとって、海藻が生い茂る「藻場」や、岩がゴツゴツしている「岩礁帯」は超有望ポイントです。これらの場所は、アオリイカにとって複数のメリットがあるからです。
まず一つ目は、隠れ家としての役割です。アオリイカは、外敵から身を守ったり、ベイトを待ち伏せしたりするために、海藻や岩の影に潜む習性があります。
二つ目は、産卵場所としての役割です。特に春シーズンには、メスのアオリイカが卵を産み付けるために、ホンダワラなどの海藻が生えている藻場に集まってきます。当然、そこにはメスを狙うオスも集結するため、春の大型狙いでは絶対に外せない要素となります。
そして三つ目は、餌場としての役割です。藻場や岩礁帯には、小魚や甲殻類など、アオリイカのベイトとなる生き物が豊富に生息しています。
偏光サングラスをかけて海中を覗いてみてください。底に海藻や岩が見える場所は、アオリイカがいる可能性が非常に高いと言えます。ただし、根がかり(エギが引っかかること)しやすい場所でもあるので、注意が必要ですね。
2-3. ベイトの存在
アオリイカは獰猛なフィッシュイーターです。そのため、ベイト(餌となる小魚)の存在は、ポイントを見極める上で非常に重要な手がかりとなります。ベイトがいなければ、アオリイカがその場所に長居する理由はありません。
釣り場に着いたら、まずは海面をよく観察してみましょう。
- 小魚の群れが泳いでいるか
- 海面がピチャピチャとざわついているか
- 何かに追われて小魚が逃げ惑っていないか(ナブラ)
これらの現象が見られれば、その海域にベイトがいる証拠です。特に、アジやイワシなどの小魚はアオリイカの大好物。これらのベイトが接岸しているタイミングは、絶好のチャンスタイムとなります。
常夜灯のある漁港では、夜になると光にベイトが集まり、それを捕食しにアオリイカがやってくることも多いです。ベイトの動きを意識することで、釣りの組み立て方がより戦略的になります。
2-4. 墨跡はアオリイカがいる証拠
最後に、非常に分かりやすい判断基準として「墨跡」があります。これは、釣り上げられたアオリイカが吐いた墨が、堤防や岩場に残った跡のことです。
新しい墨跡がたくさんあれば、それは「最近、ここでアオリイカが釣れている」という何よりの証拠になります。特に、複数の場所に濃い墨跡が点在しているような場所は、実績の高い一級ポイントである可能性が極めて高いです。
釣り場に着いたら、まずは足元をぐるっと見渡して墨跡を探す癖をつけましょう。古い白っぽい跡よりも、黒々とした新しい跡の方が有力です。ただし、超人気ポイントは墨跡だらけで、どこを狙えばいいか迷うこともあります。そんな時は、前述した「潮通し」や「地形変化」と合わせて判断すると、より有望な立ち位置を見つけ出すことができます。
これらの4つの基本を押さえるだけで、あなたのポイント選びは格段にレベルアップするはずです!
3. 【エリア別】広島のおすすめアオリイカポイント
次は具体的なエリアについて見ていきましょう。広島県は瀬戸内海に面しており、数多くの島々や複雑な海岸線を持つ、まさにアオリイカ釣りの天国です。
ここでは、県内を大きく4つのエリアに分け、それぞれの特徴と代表的なポイントの傾向をご紹介します。
※注意:釣り禁止の場所や立ち入り禁止区域には絶対に入らないでください。また、漁業関係者や地元の方の迷惑にならないよう、マナーを守って釣りを楽しみましょう。
3-1. 呉・倉橋島エリア:激戦区だが実績はピカイチ
広島県でアオリイカと言えば、まず名前が挙がるのがこの呉・倉橋島エリアです。広島市内からのアクセスも良く、数多くの釣り人が訪れる超人気エリアですね。
倉橋島は周囲をぐるりと道路が囲んでおり、ランガン(ポイントを移動しながら釣ること)しやすいのが特徴です。島の南側は外洋に面しており、潮通し抜群の地磯やゴロタ浜が点在。春の大型狙いでは特に実績が高いポイントが多くあります。
一方、島の北側や内湾に面した漁港は、秋の新子シーズンに最適です。足場が良い場所も多く、ファミリーフィッシングにも向いています。ただし、人気エリアゆえに釣り人のプレッシャーは非常に高いです。他の人が攻めていないようなちょっとしたワンドや、潮がヨレる場所を丁寧探るのが釣果を伸ばすコツです。
3-2. しまなみ海道エリア:離島ならではのポテンシャル
尾道市から愛媛県今治市を結ぶしまなみ海道周辺の島々も、アオリイカの魚影が非常に濃いエリアです。生口島や因島などが代表的です。
このエリアの魅力は、何と言っても離島ならではのポテンシャルの高さです。複雑な水道が多く、常に潮が動いているため、アオリイカのストック量が多いと言われています。特に、橋の下や水道に面した岬などは、潮の流れが速く、ベイトも豊富。春・秋ともに大型が期待できるポイントが数多く存在します。
アクセスには時間や高速料金がかかりますが、その分、呉エリアほどのプレッシャーはなく、のびのびと釣りを楽しめることが多いです。普段はなかなか行けない場所だからこそ、釣れた時の一杯は格別なものになるでしょう。小規模な漁港でも思わぬ釣果が出ることがあるので、探検気分でポイントを開拓する楽しみもあります。
3-3. とびしま海道エリア:アクセスの良さと魚影の濃さが魅力
呉市から安芸灘に浮かぶ島々を結ぶとびしま海道も、近年人気が急上昇しているエリアです。下蒲刈島、上蒲刈島、豊島、大崎下島などが連なっています。
このエリアは、呉エリアとしまなみ海道エリアの良いところを合わせたような特徴を持っています。呉からのアクセスが比較的良好でありながら、しまなみ海道に負けないほどの魚影の濃さを誇ります。
特に、島と島を結ぶ橋の周辺や、潮通しの良い漁港の外向きの波止は定番ポイントです。春には藻場が絡むワンドで大型が、秋には各所の漁港で数釣りが楽しめます。有名ポイントだけでなく、地図を見て気になった小さな漁港や地磯に立ち寄ってみると、貸し切り状態で爆釣なんてこともあります。
3-4. 大竹・岩国エリア(山口県):広島市内からのアクセスも良好
少し西に目を向けると、大竹市からお隣の山口県岩国市にかけてのエリアも有力なポイントです。広島市内からも高速を使えば1時間程度とアクセスしやすく、週末の釣行先として人気があります。
このエリアは、瀬戸内工業地帯のイメージが強いかもしれませんが、阿多田島周辺や、岩国側の由宇エリアなど、自然豊かな海岸線が残されています。特に、沖に浮かぶ島周りは潮通しも良く、大型のアオリイカが回遊してきます。
他の有名エリアに比べると、まだ開拓されていないポイントも多く残されているのが魅力です。メジャーポイントから少し外れた場所で、自分だけの隠れ家ポイントを見つける楽しみがあります。
4. 釣果を伸ばすためのエギングテクニックとエギ選び
ポイント選びが完璧でも、肝心のアオリイカをエギに抱かせることができなければ意味がありません。エギングは、ただエギを投げて巻くだけの釣りではなく、「エギをいかに生きているように見せるか」が釣果を分ける鍵となります。
ここでは、初心者の方がまず覚えるべき基本のアクションから、シーズンごとのおすすめテクニック、そして広島エリアで実績の高いエギの選び方まで、分かりやすく解説していきます。
4-1. 基本のアクション「シャクリ」をマスターしよう
エギングの最も基本的なアクションが「シャクリ」と呼ばれる、竿を操作してエギを跳ね上げさせる動作です。これにより、エギが逃げ惑うエビや小魚のように見え、アオリイカの捕食スイッチを入れさせます。
シャクリ方は様々ですが、まずは基本の「2段シャクリ」を覚えましょう。
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エギを海底まで沈めます(着底)。
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竿先を下げた状態から、手首を使って「ビシッ、ビシッ!」と2回、竿を素早く跳ね上げます。
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同時にリールのハンドルを2回転ほどさせ、糸のたるみ(糸フケ)を回収します。
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シャクった後は、竿先を海面に向け、エギが再び沈んでいくのを待ちます(フォール)。
アオリイカは、このフォール中(エギが沈んでいる間)に抱きついてくることがほとんどです。シャクった後のフォール時間をしっかりと取ることが、最も重要なポイントになります。アタリ(イカが触った感触)は、「コンッ」と手元に来ることもあれば、ラインが「フッ」とたるんだり、不自然に張ったりするだけのこともあります。少しでも違和感を感じたら、すかさずアワセを入れてみましょう。
4-2. 秋イカに効く!サイトフィッシングのコツ
秋の新子シーズンにぜひ試してほしいのが「サイトフィッシング」です。これは、目でアオリイカの姿を確認しながら釣る方法で、エギングの面白さがダイレクトに味わえます。
好奇心旺盛な秋の新子は、エギを追いかけて足元まで寄ってくることがよくあります。イカが見えたらチャンスです。慌てずに、エギをチョンチョンと小さく動かしたり、ゆっくり沈めたりして誘ってみましょう。エギに興味を示して近づいてきたら、ピタッと動きを止めて抱きつく「間」を作ってあげるのがコツです。
イカがエギを抱く瞬間が丸見えなので、大興奮すること間違いなし。サイトフィッシングを成功させるには、海中がよく見える偏光サングラスが必須アイテムになります。
4-3. 春の大型狙い!ボトム(底)を意識した攻め方
産卵を意識した春の大型アオリイカは、秋の新子のように活発にエギを追いかけることは少なくなります。彼らは海底付近の藻場や岩陰に潜んでいることが多いため、ボトム(海底)をじっくり、ネチネチと攻めるのがセオリーです。
- まずはしっかりとエギを海底まで沈めます。
- シャクリの回数を2~3回に抑え、エギを高く跳ね上げすぎないようにします。
- シャクった後は、長めのフォール時間をとり、再びしっかりと着底させます。
この繰り返しで、移動距離を抑えながら、同じ場所を丁寧に探っていくイメージです。警戒心の強い大型イカに、じっくりとエギを見せてアピールするわけですね。根がかりのリスクは高まりますが、春イカを仕留めるためには避けては通れない道です。春は「ボトムを制する者が春イカを制す」と心得ましょう。
4-4. 広島で実績の高いエギのカラーとサイズ
エギには様々なサイズやカラーがあり、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。基本的には、シーズンと状況に合わせて使い分けるのが正解です。
【サイズ】
- 秋シーズン(9月~10月):2.5号をメインに、イカが小さければ2.0号。
- 秋シーズン(11月~12月):3.0号をメインに、状況に応じて2.5号や3.5号。
- 春シーズン:3.5号が基本。活性が低い時や潮が緩い時は3.0号、深場や遠投したい時は4.0号。
【カラー】 エギのカラー選びは非常に奥が深いですが、まずは基本となるカラーを揃えましょう。
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定番カラー:ピンク、オレンジ、オリーブ系の背中に、金テープやマーブル(虹)テープの組み合わせ。どんな状況でも安定して釣果を出せる万能カラーです。
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ナチュラルカラー:アジ、イワシなど、ベイトフィッシュを模したカラー。海が澄んでいる時や、日中のサイトフィッシングで特に効果的です。
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夜光・ケイムラ:夜光(グロー)は夜釣りの定番。ケイムラ(紫外線発光)は、曇りの日や朝夕のマズメ時に効果を発揮すると言われています。
まずは、秋なら2.5号、春なら3.5号の定番カラーをいくつか用意することから始めてみてください。そこから状況に合わせてカラーやサイズをローテーションしていくことで、釣果はさらに伸びていくはずです。
5. アオリイカ釣りで注意すべきこととマナー
エギングは手軽に始められる魅力的な釣りですが、多くの人が楽しむからこそ、守らなければならないルールやマナーがあります。美しい広島の海で、いつまでも楽しく釣りを続けるために、ここで紹介する3つのことを必ず心に留めておいてください。
5-1. 釣り場のゴミ問題と清掃活動
残念なことに、一部の釣り人によるゴミのポイ捨てが深刻な問題となっています。エギのパッケージ、切れた釣り糸、飲食物のゴミなどを釣り場に残していく行為は、絶対に許されません。
海を汚すだけでなく、景観を損ない、地元の方々や他の釣り人に不快な思いをさせてしまいます。最悪の場合、釣り場が閉鎖されてしまう原因にもなりかねません。
自分が出したゴミは必ず持ち帰る。これは釣り人として最低限の義務です!さらに、もし落ちているゴミに気づいたら、少しでも拾って帰るくらいの気持ちを持ちたいものですね。美しい釣り場を未来に残すために、一人ひとりの意識が何よりも大切です。
5-2. 漁業関係者や地元住民への配慮
私たちが釣りを楽しめる漁港や堤防は、本来、漁師さんたちの仕事場です。漁船の周りや網などの漁具が置いてある場所での釣りは避け、作業の邪魔にならないように最大限の配慮をしましょう。
また、夜間に大声で騒いだり、民家の近くに無断で駐車したりする行為は、地元住民の方々にとって大きな迷惑となります。挨拶を心がけ、「釣りをさせてもらっている」という感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。
気持ちの良いコミュニケーションが、釣り人と地元の方々との良好な関係を築き、釣り場を守っていくことに繋がるのです。
5-3. 安全第一!ライフジャケットの着用と天候確認
釣りは何よりも安全が第一です。特に、足場の悪い地磯や、高さのある堤防で釣りをする際は、必ずライフジャケットを着用してください。万が一、海に転落してしまった場合、ライフジャケットが生死を分けることになります。
また、釣行前には必ず天気予報を確認し、風が強い日や波が高い日、雷注意報が出ている時などは、勇気を持って釣りを中止する判断も必要です。
さらに、アオリイカが吐く墨で堤防を汚してしまった場合は、海水で洗い流すようにしましょう。放置すると黒い跡が残り、見た目も悪くなってしまいます。次に使う人が気持ちよく釣りができるよう、来た時よりも美しい状態で釣り場を去ることを心がけましょう。
これらのマナーと安全対策を守ることが、広島の素晴らしい釣り場環境を維持し、自分自身の命を守ることに繋がります。
6. まとめ
今回は、広島でアオリイカを釣るためのシーズンやポイント選び、そして基本的なテクニックについて詳しく解説してきました。
【広島アオリイカ釣りの重要ポイント】
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シーズン:数釣りなら秋(9~12月)、大型狙いなら春(4~6月)。
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場所選びの基本:「潮通し」「藻場・岩礁帯」「ベイト」「墨跡」の4つが鍵。
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おすすめエリア:呉・倉橋島、しまなみ海道、とびしま海道など、魅力的なポイントが多数。
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基本テクニック:まずは「シャクリ」と「フォール」をマスターすることが釣果への近道。
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マナーと安全:ゴミは必ず持ち帰り、安全第一で釣りを楽しむ。
広島の海はアオリイカ釣りの魅力に溢れています。この記事で紹介した知識を武器にすれば、初心者の方でも夢の一杯にきっと近づけるはずです!しかし、最も大切なのは、実際に釣り場へ足を運び、自分の目で見て、経験を積んでいくことです。
この記事が皆さんの広島エギングライフをより豊かにする一助となれば幸いです。