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【初心者も簡単!】タコの釣り方のコツとおすすめの時期について|良く釣れる時間帯・季節も詳しく解説

タコ釣りを始めてみたいけど、どんな道具で、いつ、どこで釣ればいいのか分からないというビギナーの方も多いかと思います。実は、タコ釣りはポイントさえ押さえれば初心者でも手軽に釣れる魅力的な釣りなんです!

この記事では、タコ釣りの基本となる釣り方から、ベストな時期や時間帯、必要な道具、釣れる場所の探し方まで詳しく解説します!

1. なぜ人気?知ればハマるタコ釣りの基本と魅力

「タコ釣りって、なんだか専門的で難しそう…」と感じている方もいるかもしれません。でも、実はタコ釣りは、釣り初心者の方やファミリーフィッシングにも最適な、魅力あふれる釣りなんですよ。ここでは、まずタコ釣りがなぜこれほどまでに人気なのか、その理由と、ターゲットとなるタコの基本的な生態について、分かりやすく解説していきます。

1-1. タコ釣りの3つの魅力

タコ釣りの人気の秘密は、大きく分けて3つの魅力に集約されます。

▼ 魅力①:手軽に始められる

タコ釣りは、広大な海へ船で乗り出す必要はありません。私たちの生活圏から近い、身近な堤防や岸壁が絶好の釣り場になります。専用の高級なタックル(竿やリールなどの道具一式)がなくても、手持ちの頑丈な竿で代用することも可能なので、初期投資を抑えて気軽にスタートできるのが嬉しいポイントです。

▼ 魅力②:ゲーム性が高くて面白い

タコは海底の岩や障害物の影に潜んでいます。仕掛けを海底まで沈め、ズルズルと引きずったり、小刻みに揺らしたりしてタコを誘います。そして、タコが仕掛けに乗った瞬間に伝わる、「ヌゥ~」っとした独特の重み。これがタコ釣りのアタリなんです。魚のような明確な「コンコン!」というアタリとは全く違う、この重みを感じ取って、海底から力ずくで引きはがすファイトは、一度味わうと病みつきになること間違いなしです。

▼ 魅力③:食べたら絶品!

そして何より、自分で釣り上げた新鮮なタコは、味が格別です。スーパーで売られているものとは、食感も風味も全く違います。茹でてプリプリの食感を楽しんだり、唐揚げやタコ飯にしたりと、様々な料理で楽しめるのも大きな魅力。釣って楽しく、食べて美味しい。これぞ釣り人の特権ですよね。

1-2. 釣りのターゲット「マダコ」の生態

日本でタコ釣りのターゲットとなるのは、主に「マダコ」です。美味しいタコとして最も有名で、私たちの食卓にも馴染み深い種類ですね。彼らの生態を知ることは、釣果アップへの一番の近道になります。

マダコは夜行性と思われがちですが、実際には昼夜を問わずエサを探し回ります。特に、エサとなるカニやエビ、貝類が活発に動く朝や夕方の時間帯は、タコも積極的に捕食活動を行います。

彼らの住処は、海底の岩礁地帯や、堤防の基礎部分にある隙間、沈められたブロック(漁礁)の周りなど、身を隠せる場所が大好きです。このような場所は「根」と呼ばれ、タコ釣りの一級ポイントになります。ただし、タコは巣穴に引きこもるだけでなく、エサを求めて砂地や泥地を広範囲に移動することもあるんですよ。

また、タコは非常に好奇心旺盛な生き物です。キラキラ光るものや、白や赤といった目立つ色に強い興味を示します。この習性を利用したのが、後ほど詳しく解説する「タコエギ」や「タコジグ」といった専用のルアーなのです。

2. タコ釣りのベストシーズンはいつ?地域別の最適な時期

タコ釣りの魅力を知ったところで、次に気になるのは「一体、いつ釣ればいいの?」ということではないでしょうか。タコは一年中釣れないわけではありませんが、やはり釣れやすい「旬」の時期が存在します。ここでは、タコ釣りのベストシーズンについて、全国的な傾向と地域ごとの違いを詳しく見ていきましょう。

2-1. 一般的なタコ釣りのベストシーズンは「夏」

結論から言うと、タコ釣りのベストシーズンは、水温が上昇する初夏から秋にかけてです。具体的には、6月から10月頃が最も狙い目と言えるでしょう。

なぜ夏が良いのかというと、理由はシンプルです。水温が上がるとタコの活動が活発になり、エサを求めて浅い岸際のエリアまでやってくるからです。また、この時期はタコの繁殖期にもあたり、体力を使うためか食欲も旺盛になります。

特に、梅雨明けからお盆過ぎにかけては、数もサイズも期待できる絶好のタイミング。この時期に釣れる元気なマダコは、俗に「麦わらダコ」とも呼ばれ、身が締まっていて非常に美味しいと評判です。初心者の方がタコ釣りデビューをするなら、まさにこの夏のシーズンが最適と言えるでしょう。

2-2. 地域によって少し違う?エリア別のシーズン解説

日本は南北に長いため、同じ夏でも地域によって水温の上昇ペースが異なり、タコ釣りのシーズンにも少しズレが生じます。

▼ 関東エリア(東京湾など)

関東では、6月下旬頃からシーズンインし、8月にピークを迎えます。10月頃まで楽しめますが、やはり最も盛り上がるのは真夏です。

▼ 関西・瀬戸内エリア(明石、大阪湾など)

タコ釣りの聖地とも言われる明石などを擁する関西・瀬戸内エリアでは、少し早めの5月頃から釣れ始め、6月から9月が最盛期となります。特に明石のタコはブランドとしても有名で、多くの釣り人で賑わいます。

▼ 九州エリア

温暖な九州ではシーズンが長く、春から晩秋まで楽しむことができます。早い場所では4月頃から釣果が聞こえ始め、11月頃まで狙えることもあります。

▼ 東北・北海道エリア

北の地域では、マダコではなく「ミズダコ」がメインターゲットになることが多いです。ミズダコはマダコよりも低水温を好み、夏から冬にかけてがシーズンとなります。

このように、お住まいの地域によって最適な時期は少しずつ異なります。釣具店やインターネットで、最新の釣果情報をチェックしてから釣りに出かけるのがおすすめですよ。

2-3. シーズン以外は釣れないの?

「じゃあ、冬は全く釣れないの?」というと、決してそんなことはありません。数は少なくなりますが、冬のタコは深場でじっとしており、体力がある大型の個体が生き残っていることが多いです。そのため、冬に釣れるタコは「越冬ダコ」と呼ばれ、良型が期待できるのです。

ただし、冬はタコの活性が低く、岸から狙うのは難易度が上がります。初心者の方は、やはりタコが岸に寄ってくる夏のシーズンから始めるのが、釣果への一番の近道と言えるでしょう。

3. 【初心者必見】堤防からできる簡単なタコの釣り方

さあ、いよいよ実践編です。タコ釣りの道具を手にしたら、あとはどうやって釣るかですよね。ここでは、最もポピュラーで初心者にも分かりやすい「タコエギング」という釣り方を中心に、その手順をステップバイステップで詳しく解説していきます。この基本さえ覚えれば、あなたもタコをゲットできるはずです!

3-1. 基本の釣り方「タコエギング」とは?

タコエギングとは、「タコエギ」と呼ばれる、エビやカニに似せた専用のルアー(疑似餌)を使ってタコを釣る方法です。釣り方は非常にシンプルで、難しいテクニックはほとんど必要ありません。基本の動作は「底まで落とす」「底を探る」「アワセる」の3つだけ。これを繰り返すことで、海底に潜むタコを誘い出します。

3-2. ステップ1:仕掛けを底まで落とす

まずは、タコエギを海に投入します。釣り場に着いたら、リールの「ベール」という糸をフリーにするための金具を起こし、竿のしなりを利用して軽く前方に投げ込みます。遠くに投げる必要はありません。まずは堤防の真下、足元から探るのが基本です。

仕掛けが着水すると、スルスルと糸が出ていきます。この糸が出ていくのが止まったら、それが「着底」の合図。つまり、仕掛けが海底に着いたということです。着底したら、たるんだ糸をリールで巻き取り、糸が軽く張った状態にしましょう。

3-3. ステップ2:底をズルズル探る(ズル引き)

仕掛けが底に着いたら、いよいよタコを誘います。最も基本的な誘い方が「ズル引き」です。

やり方は簡単。竿先を下げたまま、リールをゆっくりと巻くだけ。仕掛けが海底をズルズルと引きずられてくる感覚が手元に伝わってくるはずです。この時、時々5秒ほど動きを止めて「ポーズ」を入れるのが効果的。好奇心旺盛なタコに、タコエギを見つけてもらう「間」を作るイメージですね。このズル引きとポーズを繰り返して、広範囲を探っていきます。

3-4. ステップ3:シェイクでアピールする

ズル引きだけでは反応がない時や、岩場など根がかり(仕掛けが障害物に引っかかること)が多い場所では、「シェイク」という誘い方が有効です。

竿先を小刻みにチョンチョンと揺すって、タコエギをその場で踊らせるように動かします。これにより、タコエギがまるで生きているカニやエビのように見え、タコに強くアピールできるんです。数秒シェイクしたら、また少し仕掛けを移動させる、という動作を繰り返します。

3-5. ステップ4:アワセと取り込みのコツ

誘いを続けていると、突然「グッ」とか「ヌゥ~」っとした、根がかりとは違う生命感のある重みが竿に伝わることがあります。これがタコがタコエギに乗った(抱いてきた)サインです!

ここで慌ててはいけません。まずは竿をゆっくりと聞いてみて、重みが乗っていることを確認します。タコだと確信したら、海底に張り付かれる前に、一気に力強く竿を立ててアワセを入れます!このアワセが弱いと、タコが驚いてタコエギを離してしまったり、岩にガッチリと張り付かれたりしてしまいます。思い切りの良さが重要です。

うまくフッキングしたら、あとはゴリ押しで一気に巻き上げます。ポンピング(竿を立てたり寝かせたりする動作)は不要です。とにかく一定のスピードで、力強く巻き続けるのがコツ。水面までタコが見えたら、周りに注意しながら抜き上げましょう。大物の場合は、タモ網(玉網)を使うと安全に取り込めますよ。

4. これで完璧!タコ釣りに必要な道具(タックル)

タコ釣りの釣り方が分かったら、次は道具選びです。「専用の道具を全部揃えないとダメ?」と心配になるかもしれませんが、ご安心ください。まずは最低限必要なものから揃えれば大丈夫です。ここでは、初心者の方が堤防からタコ釣り(タコエギング)を始める際に必要な道具を、選び方のポイントと合わせてご紹介します。

4-1. ロッド(竿)の選び方

タコ釣りでは、海底に張り付いたタコを力ずくで引きはがすパワーが必要です。そのため、ロッドは硬くて頑丈なものを選びましょう。

▼ タコ釣り専用ロッド

最もおすすめなのは、やはり専用ロッドです。硬さ、長さ、重さのバランスがタコ釣りに最適化されており、非常に扱いやすいです。長さは7フィート(約2.1m)前後が、堤防での取り回しも良くおすすめです。

▼ 代用できるロッド

もし手持ちの竿で代用するなら、バス釣りのヘビークラスのロッドや、ジギングロッド、硬めのシーバスロッドなどが使えます。ただし、柔らかすぎる竿はタコを海底から引きはがせないので注意が必要です。

4-2. リールの選び方

リールは、太い糸をたくさん巻けて、巻き上げる力が強い「ベイトリール」が主流です。特に、丸型のものや、ジギング用の大型のものがパワーがあっておすすめです。

もちろん、スピニングリールでも代用は可能です。その場合は、4000番以上の大きめで頑丈なモデルを選びましょう。ドラグ(糸が出ていく強さを調整する機能)をきつく締めて、パワーファイトに備えることが重要です。

4-3. ライン(糸)の選び方

タコとの強引なやり取りや、根がかりした仕掛けを回収することも想定して、ラインは非常に太くて強いものを使います。

おすすめは「PEライン」の3号から8号です。PEラインは、同じ太さでも他の種類の糸より圧倒的に強度が高く、伸びが少ないため、海底の様子やタコのアタリがダイレクトに伝わってきます。

そして、PEラインの先には「リーダー」と呼ばれる、根ズレ(海底の岩などで糸が擦れること)に強いフロロカーボン製の糸を30cm〜1mほど結びます。リーダーの太さは、PEラインに合わせて40ポンドから80ポンド程度が良いでしょう。

4-4. 仕掛け(タコエギ・タコジグ)の選び方

タコ釣りの主役となるのが、タコを誘うための仕掛けです。主に「タコエギ」と「タコジグ」の2種類があります。

▼ タコエギ

エビやカニを模した形状で、タコ釣りで最も一般的に使われるルアーです。カラーは、白、黄色、オレンジ、ピンクといった、海中で目立つ派手な色が実績が高いです。重さはポイントの水深や潮の流れによって使い分けますが、まずは30g〜50g 정도をいくつか揃えておくと良いでしょう。

▼ タコジグ

鉛の塊に針とヒラヒラしたラバー(スカート)が付いたタイプのルアーです。タコエギよりもストンと真っ直ぐ落ちていくため、岸壁の真下などをピンポイントで探るのに向いています。

これらのタコエギやタコジグに、キラキラ光るブレードや反射板などのアピールアイテムを追加すると、さらに釣果アップが期待できますよ。

4-5. その他あると便利なアイテム

▼ タモ網(玉網)

足場の高い堤防や、大物が釣れた時に安全に取り込むために必須のアイテムです。柄の長さは、釣り場の高さに合ったものを選びましょう。

▼ フィッシンググローブ

タコを掴んだり、根がかりした仕掛けを引っ張ったりする際に、手を保護してくれます。

▼ プライヤー

タコに刺さった針を外す時に使います。

▼ タコを入れるネット

釣れたタコを活かしておくための網です。洗濯ネットでも代用できます。墨で周りを汚さずに済むので、必ず用意しましょう。

▼ クーラーボックス

釣れたタコを新鮮な状態で持ち帰るために必要です。

5. 釣果を左右する!タコが釣れる時間帯と場所(ポイント)

タックルを揃え、釣り方もマスターしたら、あとは「いつ」「どこで」竿を出すかが釣果を大きく左右します。闇雲に仕掛けを投げるのではなく、タコが釣れやすい時間帯と、潜んでいそうな場所を狙うことが、効率的なタコ釣りの鍵となります。ここでは、釣果アップに直結する時間と場所選びのコツを伝授します。

5-1. ゴールデンタイムは「朝マズメ」と「夕マズメ」

タコに限らず、多くの魚にとって捕食活動が最も活発になるのが、「マズメ」と呼ばれる時間帯です。

▼ 朝マズメ:日の出前後の、空が白み始める時間帯。

夕マズメ:日没前後の、空が茜色に染まる時間帯。

この時間帯は、タコのエサとなるカニやエビなども活発に動き出すため、タコも巣穴から出てきて積極的にエサを探し回ります。まさに、タコ釣りのゴールデンタイムと言えるでしょう。釣り場が混雑する前の朝マズメは、特に集中して狙いたい時間帯です。

5-2. 日中でもチャンスはある!

「マズメ時しか釣れないの?」というと、そんなことはありません。タコは日中でもエサを探して移動することがあるため、日中にも十分に釣れる可能性があります

ただし、日中はタコも障害物の影に身を隠していることが多いです。そのため、後述するような「タコが好みそうな場所」を、より丁寧に、じっくりと探ることが重要になります。また、日差しが強い日は、シェード(日陰)になっている場所を重点的に狙うのも効果的です。

5-3. タコが潜むポイントの見つけ方

では、具体的に堤防のどこを狙えば良いのでしょうか。タコは身を隠せる場所が大好き。堤防の構造をよく観察すれば、タコが潜んでいそうな一級ポイントを見つけ出すことができます。

①堤防のキワ(基礎部分)

最も基本にして、最も釣れる可能性が高いのが堤防のキワ(基礎)です。堤防の壁と海底の境目には、多くの場合、基礎のコンクリートブロックが入っており、その隙間はタコにとって絶好の隠れ家になります。まずは足元から丁寧に探ってみましょう。

②捨て石・ゴロタ石周り

堤防の周りには、波消しのために石(捨て石やゴロタ石)が沈められていることが多いです。この石と石の間の隙間も、タコが好むポイントです。根がかりしやすい場所でもあるので、慎重に探る必要があります。

③堤防の継ぎ目・スリット

コンクリートでできた堤防には、構造上の「継ぎ目」や水抜きの「スリット」があります。このようなわずかな凹凸や影も、タコは見逃しません。

④海底の変化がある場所

ズル引きをしていると、「ゴツゴツ」「ザラザラ」といった感触が伝わってくる場所がありますよね。これは海底に岩があったり、砂地から岩場に変わったりしている証拠です。このような地形の変化がある場所はエサとなる生物も集まりやすく、タコがいる可能性が高いです。

5-4. 潮の動きも重要!

最後に、潮の動きも釣果に大きく影響します。潮が全く動かない「干潮」や「満潮」のタイミング(潮止まり)は、タコの活性も低くなりがちです。

狙い目は、潮が動き出す時間帯。特に、満潮または干潮から2〜3時間後が、潮の流れが最も活発になり、タコの食い気も上がると言われています。釣行前には、潮見表でその日の潮の動きをチェックしておくことをおすすめします。

6. 釣れたらどうする?タコの締め方と美味しく持ち帰る方法

念願のタコが釣れた!その喜びは格別ですが、美味しくいただくためには、釣った後の処理が非常に重要になります。ここでは、安全かつ確実にタコを締める方法と、鮮度を保って持ち帰るためのコツをご紹介します。これをマスターすれば、釣りの楽しみがさらに広がりますよ。

6-1. なぜ「締める」必要があるの?

タコは生命力が非常に強く、そのままにしておくとクーラーボックスから脱走したり、調理中に大暴れしたりすることがあります。また、適切に「締める」ことで、身が硬くなるのを防ぎ、より美味しく食べることができるんです。締めるという行為は、タコの命に感謝し、美味しくいただくための大切な手順なのです。

6-2. 安全で簡単な締め方

タコを締める方法はいくつかありますが、初心者でも安全にできるおすすめの方法は、目と目の間にある神経を締める方法です。

手順

  1. まず、タコを裏返し、足の付け根の中心にある口(カラストンビ)が見えるようにします。

  2. フィッシングナイフや専用のピック、マイナスドライバーなどを、目と目の間(少し上)あたりに突き刺します。

  3. ブスッと刺すと、タコの体が一瞬で白くなり、足の力が抜けてダランとなります。これが締まった合図です。

この時、タコの吸盤に吸い付かれると非常に力が強いので、フィッシンググローブを着用して作業すると安全です。

6-3. 鮮度を保つ持ち帰り方

締めたタコは、できるだけ早く冷やして持ち帰ることが鮮度を保つ秘訣です。

①まずはネットに入れる

締めたタコは、まず洗濯ネットや専用のタコネットに入れましょう。こうすることで、クーラーボックスの中で墨を吐いても、他の荷物や氷を汚さずに済みます。また、万が一タコが息を吹き返しても、ネットに入っていれば脱走を防げます。

②クーラーボックスでしっかり冷やす

ネットに入れたタコは、氷や保冷剤を入れたクーラーボックスで保管します。この時、タコが直接氷に触れないようにするのがポイント。氷が溶けた真水にタコが浸かると、身が水っぽくなり味が落ちてしまいます。スノコを敷いたり、ビニール袋に入れたりして、氷とタコが直接触れないように工夫しましょう。

③海水で洗うのはNG?

釣ったタコをその場で海水で洗うと、ぬめりや汚れが取れて綺麗になりますが、締めずに洗うと大量の墨を吐くことがあるので注意が必要です。締めた後、持ち帰る直前にサッと洗う程度が良いでしょう。

これらの手順をしっかり行うことで、釣りたての最高の状態でタコを食卓に届けることができます。

7. これで安心!タコ釣りの注意点と守るべきマナー

手軽に楽しめるタコ釣りですが、安全に、そして他の釣り人や漁師さんと気持ちよく共存するためには、いくつか知っておくべき注意点とマナーがあります。最後に、タコ釣りを楽しむ上で非常に大切なルールについて解説します。必ず目を通してから、釣りに出かけるようにしてくださいね。

7-1. 最大の敵「根がかり」とその対策

タコが潜む場所は、岩場や捨て石周りなど、障害物が多い場所です。そのため、「根がかり」(仕掛けが海底の障害物に引っかかってしまうこと)は、タコ釣りにおいて避けては通れないトラブルです。

根がかりを100%防ぐことはできませんが、いくつか対策をすることで、そのリスクを減らすことは可能です。

  • 仕掛けを常に動かし続ける: 長時間同じ場所に仕掛けを放置すると、隙間に入り込んで根がかりしやすくなります。

  • 竿を立てて操作する: 竿を立て気味に操作することで、仕掛けが障害物を乗り越えやすくなります。

  • 根がかりしにくい仕掛けを使う: タコエギの中には、針が上を向くように設計された、根がかり回避性能の高いものもあります。

もし根がかりしてしまったら、まずは竿を色々な角度から優しくあおってみましょう。それでも外れない場合は、糸を手で直接引っ張ります。この時、素手で引っ張ると危険なので、タオルやグローブで手を保護してください。最終的に糸を切るしかなくても、できるだけ海中に糸を残さないように努力することが大切です。

7-2. 重要!漁業権について

海はみんなのものですが、場所によっては「漁業権」が設定されているエリアがあります。これは、漁師さんが生活のために漁業を行う権利のことで、タコやアワビ、サザエなどがその対象となっていることが多いです。

漁業権が設定されている区域で、対象となっている生物を許可なく採捕すると、密漁とみなされ、厳しい罰則が科せられる可能性があります。釣りとして楽しむ場合でも、地域によってはリリースが義務付けられている場所や、そもそも釣りが禁止されている場所もあります。

「知らなかった」では済まされない重要なルールです。釣りに行く前には、必ずその地域の漁業協同組合のウェブサイトや、釣り場の看板などでルールを確認するようにしましょう。

7-3. 釣り人としての基本的なマナー

最後に、釣り人として守るべき基本的なマナーです。

  • ゴミは必ず持ち帰る: 釣り糸や仕掛けのパッケージ、エサの袋、空き缶やペットボトルなど、自分が出したゴミは必ず持ち帰りましょう。

  • 釣り場を汚さない: タコの墨で堤防を汚してしまった場合は、海水で洗い流すなど、できるだけ綺麗にしてから帰りましょう。

  • 挨拶と場所の譲り合い: 釣り場は共有のスペースです。先行者がいたら挨拶をし、無理な割り込みは避けましょう。

  • 騒音に注意する: 特に早朝や夜間は、近隣住民の迷惑にならないよう、大きな声での会話や物音には注意しましょう。

これらのマナーを守ることが、未来の釣り場を守ることにも繋がります。みんなで気持ちよく釣りを楽しめるように、一人ひとりが意識することが大切ですね。

8. まとめ

今回は、初心者の方でも楽しめるタコ釣りの世界を、時期や時間帯、釣り方から道具選び、注意点まで、網羅的にご紹介してきました。

【タコ釣り成功のための重要ポイント】

  • 魅力: 手軽でゲーム性が高く、食べても絶品!

  • 時期: 夏(6月~10月)がベストシーズン。特に「麦わらダコ」が狙い目。

  • 時間帯: 朝マズメ・夕マズメがゴールデンタイムだが、日中でも十分にチャンスあり。

  • 釣り方: 基本はタコエギを使った「ズル引き」と「シェイク」。アタリがあれば力強くアワセて一気に巻き上げる。

  • 場所: 堤防のキワ、捨て石周りなど、タコが隠れそうな場所を丁寧に探る。

  • 道具: 竿は硬くて頑丈なものを。ラインはPEラインの3号以上がおすすめ。

  • 注意点: 根がかり対策をしっかりと行い、漁業権などの地域のルールを必ず確認する。

タコ釣りは、知れば知るほど奥が深く、一度あの独特の重量感を味わってしまうと、誰もがその魅力の虜になってしまいます。最初はうまくいかないこともあるかもしれませんが、この記事で解説した基本を忠実に実践すれば、きっと素敵な一匹に出会えるはずです!