やっと長い冬が明けて、サーフシーバスが開幕しました。
しかし、僕の釣り友は春のサーフは苦手意識を持っている人が多いようです。
僕独自の理論ではありますが、今後のためにもHOW TO的に攻略法を書き留めておきます。
春のサーフ釣りで悩んでる方はぜひ参考にしてみてください。
狙い方さえ分かれば実は釣りやすい
まだ水温も低い春シーズン、サーフでシーバスを狙うには難易度高めかと思われていると思います。
実際、サーフのような浅場に入ってくる個体数も明らかに少ないし、居たとしても魚の活性はそれほど高くないため、餌を積極的に追い掛け回してきません。
しかし、シーバスの捕食スイッチを入れるための条件を見極めて、その場にあった狙い方をすることで比較的簡単に釣ることができます。
やみくもに手持ちのルアーをただ投げるだけではなく、今一度ロジカルに戦略を考えてサーフに立ってみましょう。
春はメインベイトを絞りにくい
だいたいは、イワシや稚鮎系の小魚類、バチ系、甲殻類の3パターン。
地域によってはヒイカを捕食していることもあります。
まずは現場についたら、ベイトを探しましょう!絶対に!
やはりどんな季節であれ、マッチザベイトは基本中の基本です。
捕食しているベイトに合わせてルアーチョイスするのは必須です。
ちなみに、全然ベイトが見えない場合は、おそらくシーバスも居ません。
その場合は諦めてエリアを変えた方が無難です。
(最近実績があるポイントなどは回遊待ちとして粘るのもありです)
春のルアーチョイスは基本に忠実に
前述のとおりベイトを絞ることが最重要ポイントですが、逆に言うとベイトさえわかれば攻略は難しくないです。
まずイワシや稚鮎等の小魚系をメインベイトとしているときは、多くの場合はフローティングミノーをサイズ別に数本ラインナップしておけば対応できます。
この時期のベイトは小さ目サイズが多いため、合わせるルアーも小さ目サイズが良いです。
そして、ミノーでもトップに近い表層をゆっくり引けるルアーが最適です。
早いアクションではシーバスが付いてこれません。
甲殻類(稚蟹やエビ系)の場合は逆にボトム狙いになります。
シンペンやバイブレーションが狙いやすいです。
難しいのはバチ系をメインベイトとしている場合です。
この場合はレンジを絞りにくく、トップからボトムまで丁寧に反応を探る必要があります。
おすすめは小さめサイズのI字系ルアー。
要は、「小さくてあまり動かない」ルアーが個人的に実績多いです。
しかし、これらI字系ルアーはあまり飛距離が飛びません。
サーフにおいて飛距離のアドバンテージを奪われるのは結構ツライ…。
よって、エントリーするサーフはなるべく深さのある急深サーフが理想です。
ちょうどいい波のあるサーフを選ぶ
サーフでシーバスを釣るにあたって、波は非常に重要な条件の1つです。
波があると魚のプレッシャーが下がって活性が上がる傾向があります。
また、餌となるベイトも波打ち際まで流されてきやすくなるため、シーバスもこれに付いて浅瀬まで積極的に入ってきます。
波高1m程度あることが理想ですが、これはサーフの水深次第です。
水深の浅いサーフだと底荒れしてしまって釣りにならない場合もあるので注意です。
あくまで「ほどほど」に波があるコンディションが理想です。
逆に、鏡のようなベタ凪ではなかなか厳しい展開が予想されます。
しかし凪であっても結局はベイト次第ですので、ベイトの状況から判断する必要があります。
朝マズメよりも夕マズメ
春に限って言えば、個人的には朝マズメよりも夕まずめの方が釣りやすいです。
理由は海水温変化と思われます。
朝マズメは気温が一番下がる時間帯ですから、海水温もこのタイミングが一番下がるのです。
やはり水温低下は活性低下につながる大きな要素です。
春先の朝はまだまだ寒く、気温一桁、場合によってはマイナス気温にもなります。
人間的にもツライものがありますので、僕は春にサーフに行くときは、午後~夕まずめくらいまでの時間帯のみで出かけています。