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三和電動シャッターが途中で止まる場合の対策

我が家のガレージの三和シャッター工業の電動シャッターが、途中で止まるようになってしまいました。

うちはヨドガレージのラヴィージュというスチールガレージを建てましたが、ちょうど8年ほど経過した現在、シャッターをリモコン操作した際に途中で止まるようになってしまいました。

開閉器の型式はSA6C35R-U1というタイプのものです。

シャッターが途中で止まってしまっても、再度リモコンで操作すれば再び動き出すので、まあいいか、と思ってしばらく使ってきましたが、さすがに何度もリモコンを押すのが億劫になってきました。

普通ならメーカーに電話して修理をお願いするところですが、部品代やら出張費やら技術料やらでおそらくウン万円はするでしょう・・・

ダメ元で、自分でできることはないかと思い立ち、重い腰を上げて調査しました。

簡単に対策して、その後症状も無事改善したため、備忘のため記事に書き残しておきます。

※この記事はあくまで自称素人電気屋のその場しのぎ的な対策です。真似する際は自己責任でお願いします。

原因は開度検出用のポテンショメータ

まず分解する前に、この症状の原因を推測してみます。

途中で止まってしまう原因として考えられるのは、全閉位置または全開位置を誤検知したことによる停止、または過負荷による自動停止の2つが考えられます。

(厳密にはもっとあるかもしれませんが)

過負荷による自動停止の場合は、本当に何らかの機械的・電気的負荷が掛かって自動停止するケースと、過負荷は掛かっていないが誤検知によるものが考えられますが、どちらにしても過負荷停止の場合は停止後に若干シャッターが戻り(開き)動作をするようです。

うちのシャッターは、停止後の戻り動作は見られなかったことから、前者の「全閉または全開位置の誤検知」が原因ではないかと推測されます。

さっそく現物を見ていきましょう。

シャッター全閉状態で、開閉器のプラスチックカバーを横にずらして外します。

カバー開けると基盤が出てきます。

この基盤の左側に、シャッター巻き上げ機構に連結するギアがついたポテンショメーターが見えます。

このポテンショメーターで開度検出しているものと思われます。

ポテンショメーターの抵抗値で開度を検知しています。

ポテンショメーター単体の動作を確認する

このポテンショメーターは、基盤のコネクタを抜いてビスを1本外すと簡単に外すことができます。

取り外したら、ポテンショメーターを指で動かしながらテスターで抵抗値の動作を確認します。

あ、その前に、最初は初期位置の抵抗値を必ず控えておきましょう。

組み戻すときにズレたまま取付してしまうと、シャッター位置設定の再設定が必要になります。

うちのシャッターは初期位置(全閉位置)で4.1kΩでした。

テスターで動作確認してみると、やはり抵抗値の変動がおかしい。

ポテンショメーターをじわじわ回していくと、抵抗値が不均一に上下する領域が複数ありました。

オーディオのボリュームでいうところの「ガリ」みたいな症状でしょうか。

シャッター途中停止の原因はこれと推測します。

ポテンショメーター交換が必要

原因がわかったので、部品が入手可能かどうかを調べます。

三和シャッターから純正部品として買うことは当然可能と思いますが、汎用品で一般流通しているものであれば、電気パーツ店で購入可能なはず・・・

と思ってしらべてみました。

まずは、このポテンショメーターの仕様を。

栄通信工業製

型式:S22HP-10

抵抗値:5kΩ

おそらく10回転で0-5kΩの変動幅、ということでしょうか。

ちゃんと調べたら部品がちゃんとありました。

ネット通販でも購入可能なようです。

2000円~3000円程度で売っています。

しかし、三和のこのポテンショメーターは、ギア取付のために軸に溝が彫られている模様。若干特殊仕様になっています。

これはどうするか・・・リューターで溝を掘るという手もあるが、うまくできるか不明。

うーん。悩ましい。

できればお金も手間も掛けたくないので、とりあえず物は試しで、現状のポテンショメーターをどうにか具合を良くできないかをチャレンジします。

ちなみに、修理に関する問い合わせは、三和シャッターの公式HPから電話または問い合わせフォームから可能なようです。

接点復活剤で一応復活したよ

抵抗値の変動が不均一だったこのポテンショメーター。

軸の隙間から接点復活剤を吹きつけて、指で何度も軸を回して摺動面を慣らし、いわゆる「ガリ」を解消できるよう頑張ってみます。

接点復活剤で手元がびちゃびちゃになりますが気にしません。

何度も回しているうちに、軸の回転具合もなんだか軽く、滑らかになってきました。

試しにテスターでまた抵抗値の変動加減を見てみます。

すると、0Ωから5kΩまで一応綺麗に均一的に変動することを確認できました。

最初に比べると明らかに抵抗変動がスムーズです。

これは良い。

結局、費用0円でとりあえず治った

シャッター開閉器の本体基盤に組み戻し、いざ実動作を確認すると良好。

何度か開閉を試したが、一度も止まることなくスムーズに開閉動作しています。

果たしてこれが恒久的な対策となったのか、または今だけ良くなっただけなのか、それは今の時点ではわかりません。

このまま使ってみて様子をみたいと思います。

もしかすれば、季節的な影響もあるかもしれません。

途中で止まる症状が出る日はいつも夏の暑い日が多い気がします。

気温がポテンショメーターの抵抗値に何らかの影響を及ぼしているのか?

その辺は謎ですが、もしまた途中で止まるような症状が再発した場合は、ポテンショメーターの取り換えをチャレンジしてみたいと思います。