- シャクり方は2種類だけ
- フォールの姿勢に全集中すべし!
- エギのローテーションは絶対重要!
- 狙うレンジはボトム一択。表層は捨てるべし。
- フッキングは力加減をほどほどに!
- シャクるだけじゃなく、リトリーブやステイもあり!
- サーフは穴場中の穴場!
秋はアオリイカの新仔シーズン。
春の親イカと比べると小ぶりですが、新仔は好奇心旺盛でエギに積極的に反応を示す楽しい時期です。
しかし、それを狙ってたくさんのエギンガーが海に繰り出す時期でもあります。
人よりも多くの釣果を出すために知っておくべきことを、備忘も兼ねて書き留めます。
なかなか釣れずに悩んでいるビギナーの方や、連日エギンガーに叩かれてスレたフィールドで釣果を伸ばしたい方、ぜひご参考にしてください。
シャクり方は2種類だけ
ベテランエギンガーの方たちは、〇〇ジャークという様々なアクション方法を多様して釣果を伸ばしていますが、ぼくは概ね2種類のアクションだけでこれまで釣ってきました。
まあ実際には、2種類のアクションをベースに、少しずつピッチの幅や速さ、回数を調整して当たりパターンを探っていきます。
まず1つ目のアクションは、オーソドックスに、ロッドを大きく使ってビシッ!ビシッ!とド派手にしゃくるやり方。
水中でエギが大きく高く飛び跳ねるようなイメージでしゃくります。
エギの動きが激しいほど、動き幅が大きいほど、イカは興味を持って近寄ってきます。
それともう1つは、ショートピッチな、小幅なシャクリ方。
シャクリ幅は小幅にして回数を多く、たとえば5回~6回くらいしゃくる方法です。
小刻みにテンポよくアクションさせるために、シャクリ中でもリールは巻きながらシュッシュッシュっと、テンポよく。
シャクリ方はこの2種類の使い分けで僕は釣果を伸ばしています。
意外と初心者でもこの2種類を使い分ければコンスタントに釣れるようになってきますよ。
ちなみに、スレてくればくるほど、シャクリ幅は小さい方が効果的なように個人的に感じています。
フォールの姿勢に全集中すべし!
イカが抱いてくるタイミングはほぼ100%フォール中です。
フォール中の姿勢に違和感があると、イカは見切って抱いてこなかったり、または抱いても違和感を感じてすぐに離して逃げてしまいます。
その違和感とは、フォール中の姿勢のブレや挙動の変化のことです。
フォール中にラインテンションを不用意に抜いたりすると少なからずエギの姿勢に影響します。
頭下がりに落ちている途中で、フラっと頭を上げたり、傾いたり、フォームに変化があればイカはすぐに警戒します。
ですので、フォール中はラインに1点集中して、ロッドを動かさず自然にラインを海中に送り込むことが重要です。
ラインをフリーにせずにテンションフォールで誘いを掛ける場合は、ロッドを絶対に動かさずにできるだけエギ自身の動きのみに徹するようにします。
またエギの種類にもよりますが、100円ショップなどの安物のエギは個体差が多く、重量バランスが悪いものがあります。
重量バランスが悪いと、綺麗にフォールしなかったり、斜めに落ちていくものがありますので注意が必要です。
もし安物のエギを使う場合は、事前に足元に落としてみてフォール姿勢に異常はないかを確認しておくことをおすすめします。
エギのローテーションは絶対重要!
僕はいつもアオリイカ釣行では、だいたい15個くらいのエギを持参してエントリーします。
そんないらんやろ!と思われる方もいるかもしれません。
たしかにロスト対策でも3個くらいあれば十分って人もいます。
でも、根をタイトに攻めるのが僕のスタンスですし、なによりエギのローテーションを積極的に行うことによって思いのほか釣果を伸ばすことができるんです。
エギを交換して1投目でヒットすることが多々あります。
では、具体的にどのようなエギを持っていくか。
号数サイズは主に2.5号、3号、3.5号の3種類です。
その各号数においてアピール系とナチュラル系を2本から3本ずつ揃えておきます。
アピール系とは、派手な夜光カラーやラトルの入ったものなど。
ナチュラル系は地味系カラーですね。
僕のローテーションルールは、あまり深く考えずに、
サイズ(号数)を変える→カラーを変える→サイズ(号数)を変える
の繰り返しで探っていきます。
エギの号数が大きければその分釣れるイカも大きくなる!とは限らないので、様々なサイズを積極的に投げてみます。
あ、でも、先ほどのとおり100円ショップのダイソーの100円エギはあまりおすすめしません。
製品ごとに重量バランスにばらつきがあり、きれいにフォールしないものが多くあります。
フォールで抱かせるのがエギングですから、これは死活問題なんです。
狙うレンジはボトム一択。表層は捨てるべし。
基本的にイカはボトム付近に居ついていることが大半です。
活性の高い状況では、中層や表層にレンジを上げている場合もありますが、頻度としては圧倒的にボトムに張り付いていることが多いです。
しっかり着底までエギが沈むのを待ってから、シャクリ&フォールでエギの存在をアピールし、再度着底するまで待つ。
この繰り返しです。
だいたいフォール中、そろそろ着底するかなー?くらいのところでぐいーーっとイカがエギを抱いて持って行ってくれます。
このタイミングを待つ瞬間がたまりません・・・
あと、ショートピッチでボトムを小刻みに叩くように誘いをかけるのも有効です。
根が多いような場所では根掛かりを恐れてあまりボトムを攻めることができないのですが、それではなかなか釣れてくれません・・・
エギはある程度消耗品であると割り切って、ぼくは根掛かり覚悟で根周りを果敢に攻めます。
エギの針は返しが無いため、やや強引に引っ張れば針が曲がって回収できることも多いです。
フッキングは力加減をほどほどに!
イカが抱いてきたら、ほどよくフッキングしましょう。
シーバスのようにバシッと思いっきりフッキングをかますと、イカの触腕が千切れてゲソだけ釣れてきちゃいます。
これではせっかくのヒットが残念過ぎますし、イカもかわいそうです。
ラインが走ってイカが抱いたのを感じ取ったら、ぐいっとほどよくフッキングを掛けましょう。
見事成功し重みが乗ったら、あとは慎重に寄せてきましょう。
抱いたのが分からずシャクリアワセになってしまうこともありますが、これはこれでOK!
しゃくった瞬間にゲソ切れしちゃうのを防止するためにも、リールのドラグはほどほどに緩めにしておくことをおすすめします。
シャクるだけじゃなく、リトリーブやステイもあり!
過去記事でも触れているとおり、しゃくってフォールしてアタリを待つっていうスタイルがエギングの基本ですが、リトリーブやボトムステイで好反応を示す局面が確かにあります。
メジャーなフィールドでスレているような状況では特に効果的に思います。
水深の深いエリアや流れのあるところでは、普通のエギではレンジキープリトリーブやボトムステイは難しい場合があります。
そんなときは、ティップラン用のエギがおすすめです。
丘っぱりエギング用のエギよりも重量が重いため効率的にボトムを探ることができます。
サーフは穴場中の穴場!
エギングといえば磯場や漁港などある程度水深のあるエリアで行うのが普通ですが、実はサーフでもエギングは成り立ちます。
しかし水深1m程度の遠浅サーフは厳しいです。
キャストした先がせめて2~3m程度あることが理想です。
サーフエギングで使用するエギは3.5号がおすすめ。
ロングロッドでぶっ飛ばして、ボトムを意識して行うのが良いです。
サーフはエギンガーがほとんどいないため、スレていないイカを効率的に獲ることができます。
意外と穴場ですよ!