シーバスゲームの嬉しい外道でもある真鯛。
引きもパワフルで何と言っても食べて美味しいのが真鯛。
そんな真鯛をメインターゲットに狙う場合のポイントを書き綴ります。
実はぼくも真鯛狙いにルアーを投げによく行きます。
1. 真鯛の生態
マダイは水深30~200mの深いところを好むので、ショアで釣れる範囲にいるショアレッドは基本的に海底付近にいることが多いです。
適水温は15~28℃とされており、日本近海の広いエリアに生息しています。
食性は甲殻類、貝類、イカ類、小魚など雑食でなんでも食べる肉食系の魚です。
季節によって生息水深が変わる魚で、春から夏ごろまでは産卵のため比較的水深の浅いエリアに上がってきますが、秋から冬は水温の安定しているディープエリアに移動するとされています。
2. 場所選びが超重要
前述のとおり真鯛はもともと水深の深いところを好むため、狙う場所もディープエリアほど望みありです。
しかし、マダイは肉食性で獰猛にベイトフィッシュを追いかけて浅場に来ることがよくあります。
ベイトの回遊が望めるサーフや漁港などでも十分狙うことができます。
外洋に面していて潮通しが良く、地形変化に富んだ場所が理想です。
地形に変化があるとベイトが付きやすく、それを追ってフィッシュイーターも入ってきやすいためです。
3. ショアレッドが狙える時期
春から秋まで狙えます。
要は、冬以外いつもで狙えます。
マダイは春と夏が産卵期であるため浅場に居ることが多く、また秋は荒食いの季節でベイトを追って浅いところまで積極的に回遊してきます。
4. 使うルアー
真鯛をルアーで狙う場合、元来は船釣りでの鯛ラバ(タイカブラ)が一般的でしたが、近年ではミノーやプラグでの釣果も多く目にするようになってきました。
マダイをメインターゲットとした専用ミノーやプラグなどは販売されていませんが、シーバスや青物用のルアーを代用することができます。
真鯛はシーバスに比べて口が大きくないため、ミノーも10㎝~12㎝程度のサイズ感が適していると考えます。
表層よりはボトムで釣れやすい印象があります。
よって、僕はサイレントアサシンシリーズの99~129あたりのサイズで使い分けています。
4-1. ルアーのアクション
真鯛に関して言えば、アクションはただ巻きだけで十分です。
たまにストップ&ゴーなど織り交ぜる程度でOK。
下手にアクション付けると逆に警戒心を抱かせてしまう原因にもなります。
4-2. フックのコンディションに要注意
実際に真鯛を見たことがある方なら分かると思いますが、シーバスに比べて真鯛の口はかなり分厚く硬いです。
そのため、フックの針先が甘かったりするとフッキングがなかなか決まりません。
またせっかく掛けてもバラシてしまう要因にもなります。
フックはキンキンに尖ったものを使用しましょう。
5. 実際の釣果記録
5-1. 夕マズメのサーフでの釣果
ここのサーフは足元は浅いものの、少し出ると一気に深くなる駆け上がり形状になっており、潮通しも良く回遊性の魚を狙いやすい良いサーフでした。
夕マズメで日が落ち切った頃合いで、シンキングミノーで中層をテロテロとただ巻きしていたところ、ドスンと掛かりました。
5-2. 漁港の小場所でのナイトゲーム
漁港といっても水深はおそらく2m程度の、それほど深くない小場所でした。
シンキングペンシルでボトム付近をただ巻きしていたところヒット。
真鯛の引きはシーバスとは違いバタンバタンと暴れ狂いながらグイグイとパワフルに引きまくります。
かなりエキサイトします。
ぜひみなさんも狙ってみて!