僕がルアーを始めた7年前くらいは、サーフや堤防から割と簡単に釣れていたヒラメですが、年々釣れにくくなっている印象がある今日この頃。。
アングラーが増えたのか、ヒラメの個体数が減ったのか、もしくはその両方なのか・・・
そんな厳しいヒラメのルアーゲームでも、絶対にボウズは避けたいときに僕が投入する実績ベストルアーを公表してあげます。
地域的要因や個人的嗜好など多いにあるかと思いますが、ぜひともルアーケースにひとつ入れておくことをおすすめします。
ヒラメ釣りたきゃこれ投げとけ的ルアーです。
アイアンプレート IP-26
シーバス用ルアーとして名を馳せた鉄板バイブですが、アイアンプレートは僕が投げるとなぜかヒラメばかり釣れてしまう謎ルアーです。
抜群の飛距離と安定した泳ぎに定評があり、コアマンの人気商品です。
表層早巻きや沖の潮目狙いでロングキャスト、さらにリフト&フォールによるバーチカルな誘いまでなんでもこなします。
バイブ特有の振動と程よい巻き抵抗で「釣りしてる感」を感じられます。
ラインナップには13g、18、26gの3ウェイト設定でそれぞれカラーバリエーションも豊富にあります。
サーフで使うなら断然26gをおすすめします。
向かい風をも切り裂いてぶっ飛んでいく抜群の遠投性能と、そしてなんといっても底取りのしやすさ。
延々と続くだだっ広いサーフで効率的にランガンするのに向いています。
おすすめカラーはブルー系やミドリ系。
そしてなぜかナイトゲームでもしっかり釣れるんです。
ナイトで釣ったことのあるバイブは、このアイアンプレートだけです。ふしぎ。
サンティス 33
ヒラメ専用ルアーとしてimaから発売されているサンティス33。
後方重心の恩恵により抜群の飛距離、そしてカマキリみたいな独特な形状によるワイドローリング+スラロームアクション。
比重もあるためボトムのレンジキープがすごく楽で、ミディアムリトリーブでぶりぶりとテールを振って泳ぎます。
スローリトリーブでも沈みすぎず、ゆっくり巻くとゆらゆらと弱ったベイトっぽく泳いでくれます。
その動きはまるでミノー!
ラインナップは33gと40gの2つのウェイト設定。
個人的なマイナスポイントとしては、若干塗装が弱いかな?といったところ。
サーフでボトムを攻めるとすぐに塗装が禿げてしまいました。
アイマ(ima)のルアーは総じて塗装が弱い気がします。そこそこいい値段するのになぜでしょう・・・。
でも、色が禿げてもちゃんと魚を連れてきやがります。
どうしても色落ちが気になる方はコーティングしてもいいかもしれません。
ちなみに、テールに付いているブレードを外すと飛距離はもっとUPします。
ブレードは個人のお好みで。(ぼくはフラッシングアピールが好きなので普段は付けたままです)
DUO ビーチウォーカーハウル
ヒラメのルアーフィッシングを開拓した先駆者である堀田光哉氏も監修したビーチウォーカーシリーズ。
その中でも、ジグヘッド+ワームの構成で開発したのがこのハウルというモデルのルアー。
スイムアクションは小刻みなローリング+ワームのテールふりふりアクション。
やはりワームのナチュラルな動きはスレた魚に強いです。
ウェイトラインナップは14g、21g、27gの3タイプ。
14gと21gはマテリアルの違いによるもので同一サイズ、27gだけはワンサイズ大きな設定。
はっきり言って飛距離はそんなでもありません。ウェイトなりに普通の飛びです。
全力フルキャストするとジグヘッドとワームがちょっとずれてしまうのが唯一の難点ですが、僕のセッティングが悪いのでしょうか・・・。
でも、確かに釣れるルアーです。
カラーチェンジしたいときはワームだけを交換できるので、替えのワームは複数カラー用意しておくのがおすすめです。
ちなみにリアフックのリングの部分についている透明チューブは、エビるのを防止するためのものと思われます。
これが何気に最高に良い。他社も見習ってほしい。
ジャクソン 飛びすぎダニエル
超後方重心設計で、ネーミングからして飛ばないわけがない、そんなぶっ飛びルアーです。
ほんとに飛びます!もうなぜかジグよりも飛びます。
飛距離が釣果を左右する遠浅サーフでは絶対に使うべきルアーです。
僕はこのルアーはただ巻きでしか使いません。
アクションはゆらゆらと大きくテールを振るワイドウォブリングアクション。
ラインアイが下側についているため、キャスト後のボトムタッチからの立ち上がりが良く、スローに巻いても底摺りせずに美味しいレンジをずっとキープできます。
重量ジグでありながら、スローリトリーブで誘えちゃうんです。
ウェイトラインナップも多数出ているため、場所に応じて自分の好みのウェイトセッティングで攻略できます。
JUMPRIZE ぶっ飛び君95S
JUMPRIZEから発売しているヘビーウェイトシンペンです。
全長95㎜で27gのウェイト設定。
そのほかにも派生モデルが多数ラインナップされていますが、私はこの95Sしか使ったことがありません。
まず名前の通り、ぶっ飛びます。
ジグ並みというか、もはやジグより飛んでるんじゃないかってくらいぶっ飛びます。
サーフでの広範囲のサーチによく使うルアーです。
アクションは、テールを大きく左右にふりふりするスイングアクション。
この動きがまあ魚によく効きます。
しかもヘビーウェイトでありながら、そこそこスローリトリーブでもレンジキープしてくれます。
このアクションでこの飛距離ですから、間違いなくサーフ向きルアーです。
しかしそんなこいつにも欠点が…。それは価格。
他のルアーと比べてちょっと高いんじゃあ。
ロストしたくないので根の多い場所ではあまり使ってません。
でもこのルアーは釣れるんじゃあ。
ローリングベイト88
シーバス用ルアーとして一世を風靡したルアーですが、ヒラメにもかなり有効です!
むしろ個人的にはヒラメの方が釣れてます。(地域差もあるでしょうが…)
アクションは、背中についたリップによる独特なローリング。
高速リトリーブでも泳ぎが破綻せず、逃げ回る小魚のようなナチュラルで艶めかしい泳ぎを見せてくれます。
また、88サイズはウェイトもあってレンジキープも容易なため、フラットフィッシュを狙いやすいルアーです。
しかし、アイの位置が背中にあるせいか、飛距離は思ったほど伸びません。
そのため、遠浅サーフにはあまり向かず、サーフが隣接する堤防や漁港で使うのがおすすめです。
おすすめカラーは、定番のイワシカラーとレッドヘッド。
イワシカラーのキラキラしたメッキ調の塗装は、ローリングアクションによる揺らめきも相まって遠くの獲物にもしっかりアピールします。
最近ではローリングベイトに良く似たルアー(ロリベ風やOEM品などと謳っている)が一部販売されていますが、実際に手に取ればわかりますがローリングベイトとほぼ同じです。ちゃんと釣れます・・・
しかし塗装が弱かったり、アイがすぐ錆びたりするので、長く使うなら本家のローリングベイトがおすすめっす。
シマノ 熱砂 スピンビーム
シマノから展開されているヒラメ狙いに特化したメタルジグです。
さすがメタルジグだけあって、風の強いシチュエーションでも風を切り裂くように飛びます。
もちろん底取り性も抜群。
一応ただ巻きでも泳ぎます。
ゆらゆらとテールを左右に振るスイングアクションですが、スローリトリーブだと泳ぎません。
なので早巻きかミディアムリトリーブで攻めるか、または一般的なメタルジグのようにジャークアクションやリフト&フォールを交えて、ボトム付近を巻いてくるのがおすすめです。
(スローにゆらゆら誘いたいときは、前述のダニエルの方が優れています)
メタルジグなのに、フックはフロントとリヤにそれぞれトレブルフックを装備していますのでフッキング率は前述のルアーにも劣りません。
ヒラメ専用と謳いつつ、シーバスや青物も釣れます。
最近はシマノで推している「狂鱗(きょうりん)」と呼ばれる塗装技法によってリアルなベイトのウロコが再現されています。
が、ジグの塗装なんてそれほどの拘り不要でしょう。
そんな凝った塗装はいいから値段を下げてほしい!
(メタルジグで1400円は高いんじゃあー。)