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今年もアオリイカがなかなか釣れない。その理由と対策

ぼくの住むエリアは今年もアオリイカがそろそろ終盤戦。

みなさん釣れてますか?

ぼくはあまり釣れてません!渋い!ぼくが下手くそなだけ?

秋はアオリイカの新子シーズンであり、高活性が期待される時期ですが、なぜ今年は思うように釣れないのでしょうか・・・

僕なりにその原因を考察し、状況を打開するための具体的な対策を立ててみます。

アオリイカの生態を理解し、適切な戦略を練ることで、厳しい状況でも釣果を上げる手がかりになれば・・・

1. アオリイカが渋い原因

今年のアオリイカが渋い理由は、いくつかの環境要因が絡み合っていると推測します。

1-1. 海水温の変動

アオリイカの活性に影響を与える大きな要因の一つが、海水温の変動です。

2024年は、特に日本周辺の海水温が例年よりも高い傾向にあります。

気象庁のデータによれば、夏から秋にかけて太平洋高気圧の影響で海水温が上昇し、平均を1〜2℃上回る地域もあるとされています。

この海水温の上昇は、アオリイカの生態や回遊に直接影響を与えていると考えます。

アオリイカは適温が16〜24℃程度と言われており、これを超えると深場に潜ったり、活性が低下して捕食行動が減少することが知られています。

特に浅瀬での釣りを好むアングラーにとって、海水温が高くなるとイカの活性が鈍り、エギへの反応が悪くなることが多いのです。

また、海水温が高いと酸素濃度が低下し、アオリイカが活動しにくい環境となるため、これも渋い釣果につながってるのではと僕は考えています。

さらに、海水温が異常に低くなる年もあります。

春から夏にかけて冷たい親潮が強まった場合、アオリイカの産卵が遅れ、秋に成熟するイカの数が少なくなることもあります。

いずれにせよ、海水温の変動はアオリイカの生態に大きな影響を与えるため、少なからず釣果にも影響があると思われます。

1-2. 天候の影響

天候の変動も今年の釣果に影響しています。

台風や長引く雨、強風など、天候の悪化により釣り場のコンディションが悪くなり、アオリイカの回遊ルートや活動時間が変わってしまいました。

特に台風の後は海の状況が大きく乱れ、釣りづらい状況が続くことがあります。

1-3. エサとなる小魚の減少

アオリイカは小魚やエビなどを主食としていますが、今年はエサとなる小魚の量が減少していると考察されています。

エサが少ないと、アオリイカは活発に動かず、エギへの反応も鈍くなる傾向があります。

2024年春は親イカの釣果が比較的多かったため、産卵から孵化した新子の個体数も比例して多いものと推測していましたが、実際は釣果もそれほどでもないことから、餌不足による個体減も考えられます。

2. アオリイカ釣果を上げるための対策

渋い状況でも釣果を上げるためには、タックルや釣り方の工夫が重要です。

ここでは、具体的な対策を紹介します。

2-1. タックルとエギの見直し

アオリイカが活性を落としている場合、繊細なタックルが効果的です。

感度の高いロッドや細いラインを使用することで、イカの微細なアタリを捉えやすくなります。

また、エギのカラーをよりアピール力に振ったカラーに変更し、サイズもローテーションさせて反応を探ります。

2-2. 釣り方やポイントの工夫

渋い状況では、通常の釣り方だけでは通用しないことがあります。

エギのアクションをゆっくりめにする、フォール時間を長く取るなど、アプローチを変えてみるのも一つの手です。

また、いつもとは違うポイントを攻めることで、未開の釣り場で思わぬ釣果を得られることもあります。

イカの活性が渋い場合はボトムを丹念に狙った方が釣りやすいです。

表層や中層は潔く捨てるくらいの気持ちでいてもいいくらいです。

2-3. 潮と時間帯の選び方

アオリイカの活性は潮や時間帯にも大きく左右されます。

潮の動きが良い時を狙うことや、早朝や夕方のマズメの時間帯に合わせて釣行することが効果的です。

逆に言うと、マズメ以外の時間帯では一切釣れないこともしばしば・・・。

3. ぼく的打開策

昨年と比べ、今年はアオリイカの活性が低く、ぼく自身も苦労してます。

しかし、タックルを見直し、エギのカラーをアピール系に変更し、サイズも2.5号から3.5号までを満遍なくローテーションさせてランガンすることで、ポツポツ拾えています。

また、潮の動きに合わせて釣行時間を調整し、マズメの時間帯に集中して攻めることも重視しています。

4. ネットの釣果情報はあくまで参考にすべし

アングラーズなどの釣果情報だけを信じるのもあまりよくないと感じました。

釣れている情報がある場所に行っても全然釣れていなかったり、逆に何の情報も無いところに行ってみたら意外と釣果に恵まれたり。

結局はイカの活性次第、気分次第、といったところなのかもしれませんが・・・