アオリイカでもヤリイカでも、やはりシーズン終盤はスレが進みなかなか釣果を伸ばすことが難しくなってきます。
そんな厳しい状況でこそ、ナチュラル系やリアル系のカラーのエギが間違いなく効きます!
ぼくはこれらのカラーのエギは常に予備をストックしておくようにしています。
カラーの使い分け
ド派手なアピール系のカラーは、夜間や濁りの強いときなど、積極的にエギの存在をアピールしたいときに効果的です。
現場にエントリーしてまず最初に投げるパイロットルアーとしても、アピール系カラーで反応を見るのは定石。
活性の高い個体から効率的に拾っていくことができます。
逆に、ナチュラル系やリアル系のカラーは存在感が無く、アピール力に欠けるものの、違和感を感じさせない、ベイトに調和したカラーであるが故にスレた個体にも誘いを掛けることができます。
エギ王LIVE チラツキアジ 490グロー
ぼくがナチュラル系カラーの威力を思い知ることになったメモリアルなエギです。
エギンガーの多いハイプレッシャーなエリアで、周りが全然釣れていない中で、このチラツキアジカラーにチェンジした途端、すぐさま連続でアオリイカを釣り上げて羨望の眼差しを受ける機会がありました。
そのエリアに居ついているイカが何を捕食しているかによっても違うかもしれませんが、アオリイカもアジが大好物です。
アジを好んで捕食しているイカにとっては、まさにそのアジをイミテートしているこのカラーは非常に効果的です。
また、このチラツキアジのカラーはグロー発光する塗料「490グロー」が含まれているので、まったく外灯の無い真っ暗ナイトでも十分なアピール力を発揮します。
490グローとは、多くのイカが最も感知しやすいとされる波長490ナノメートルの光で発光するグロー色です。
マズメの薄暗い状況や真っ暗闇の海中で光の明暗差を作り出し、イカに効果的にアピールすることができます。
チラツキアジのみならず、ヤマシタのカラーリングのチラツキ〇〇は外れ無しです。
エギ王K ケイムライワシ
これはイワシっぽいカラー、ちょっと背中が青くなっていて腹がシルバーになっているカラーです。
イワシは多くのフィッシュイーターの好物であり、イカもその例外ではありません。
ケイムライワシのエギは、真鯛や根魚などの嬉しい外道が食ってくることも多いです。
また、このカラーはケイムラ色であるため、マズメの時間帯や日中の深場においてもイカへ効果的にアピールすることができます。
ケイムラは紫外線を受けることによって発色する特殊な性質があるため、真夜中では機能しません。
しかしながら、常夜灯の無い真っ暗な状況でもこのカラーで何度も釣っています。
昼でも夜中でも、どんな状況でもイカを魅了するおすすめカラーです。