地球温暖化の進行が止まらない昨今ですが、2023年の夏も例年通り猛暑の夏となっています。
日本海における海水温度は平年に比べ2℃~4℃ほど高い状態が続いており、また日本海だけでなく他の水域でも全国的に平年より高水温の傾向にあります。
(気象庁HPより)
そんな中でも安定してシーバスの釣果を上げたい人に、少しでもヒントになればと思い書き綴ります。
シーバスの適水温
シーバスの適水温は15℃~18℃と言われており、真夏の高水温期は水温の低いエリアに移動する個体が多いと言われています。
しかしながら、実際はそうでもなく、適水温から大きく外れた水温のエリアでも普通にシーバスは居たりします。
実際、僕のホームポイントで水温28℃くらいでも普通に釣れます。
シーバスは他の魚種と比べて水温や水質への順応性が高く、高水温でも居着いている個体は多いと感じています。
夏はボトム一択!
僕の場合、夏場はほぼボトムでしか釣ってません。
本来なら表層から少しずつレンジを下げて探っていくのがシーバスフィッシングのセオリーですが、真夏の高水温エリアではボトムオンリーと言ってもいいくらいです。
その理由は水温と水質(溶存酸素量)にあるのではと推測しています。
表層の水は温かく、ボトムは冷たい水です。
温かい水ではプランクトンなどの微生物の活性化し、溶存酸素量が減っていきます。
シーバスは居心地のいい水質のところに居着くというわけです。
今年の夏シーバスは、トータル太くて丸々したやつが多いから、今から秋のハイシーズンが楽しみね🤤
— KaZu@鱸釣 (@KaZuzu_fishing) 2021年8月25日
ありがとう♪ pic.twitter.com/TpSmbrkIqo
なるべく水深のある場所が好反応
僕の経験上、水深が深めで潮通しのいいところが良く釣れます。
フレッシュな個体がよく回遊してきてくれるので、バイブレーションなどのハイアピールルアーを使ってもスレることなくコンスタントに釣れます。
しかし、真夏のサーフは少し厳しい印象です。
水深の浅い遠浅サーフほど太陽に炙られて海水温は高くなる傾向にあり、水質も悪化します。
もちろんサーフにもシーバスが入ってくることもありますが、ルアーの早い動きに積極的についてきてくれません。
もしサーフを狙うにしても、スローにボトムを攻めれるジグヘッドワームなどが使いやすいと思います。
夏の風物詩!
— 斎藤 義明 (@pagusuteeki2) 2020年8月3日
朝イチサーフでシーバス♪ラッキー🎰 pic.twitter.com/adJjfU9Js3
夏のシーバスは海よりも川が釣りやすい
海と違い、河川は比較的水温が低く、またこの時期は河川でもベイト類の餌が豊富なため、シーバスは好んで河川へ入っていきます。
ある程度深くて水量の安定している大型河川は特に有望です。
橋の下、橋脚などは言わずと知れた一級ポイントです。
手堅く釣りたければ海よりも川を狙った方が確立は高いです。